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青空文庫を400字程度に要約
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第一にこの作は厳密に親鸞上人の史実に拠(よ)ったものではない。この作に表われた私の思想もむろん純粋に浄土真宗のものではない。第二にこの作には誰でも知っているようにきわめて多くの時代錯誤がある。あの作がいかばかりよく教義を解りやすく語っているかというようなことは、中心では無いのである。あの作は私がときの作である。そのモチーフこそ作者がその作を書いた点で褒(ほあの作のモチーフはそこにある。モチーフから作をすることはあろう。あの作はそういうモチーフで書いたのである。
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ある者は他より奪わんとし、者は求むる者にも拒んでいる。その心と心とはまどかに結ばれ合っていない。人と人とは心を覗(のぞごときは近代の人の、心より欲するところではもとよりあるまい。私たちの歪める、悪しき、曇れる心を、恥じしめずにはおかない。その与うるの愛は心より起こる。自由を得んと努力しなければならない。
私の心はいま訪問者によって傷つけられて、淋しい。その人は心のある深い煩悶(はんもん不幸に打たれて、しかも心――できるかぎり何ものとも和らぎたいと願う心、むしろ一種の喪(も)の感じに近い心で書いている。
内にありて心と心との抱合は、外に肉と肉との抱合である。相愛の男女の心と心との抱合を象徴するがごとき肉交は善いというのである。考うるに至れる心的過程を述べてみる。
心的状態を省みるとき、あまりに誇大なるごとく見ゆるけれども、私は願いは大きくても大きすぎることはないと思う。
われらは心を空しゅうしてわれらの生命を内観し、この世界の真景を熟視しなければならない。心について


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