青空文庫を400字程度に要約
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それを私は笑うのを常としていたのでこの日また行って見たら,ちっとも思いがけない兄様が弩にかかって泣き叫んでいる.
ケトカ ウォイウォイ ケトカ,ケトカ ウォイ ケトカ毎日毎日私は山へ行って人間が弩を仕掛けてあるのをこわしてそれを面白がるのが常であった所がある日また,所に弩が仕掛けてあると,その側に小さい蓬(よもぎ)の弩が仕掛けてある,私はそれを見ると「こんな物,何にする物だろう.」と思っておかしいのでちょとそれに触って見た,直ぐに逃げようとしたら,思いがけなく,その弩にいやという程はまってしまった. 家の中が神の宝物で一ぱいになっている. 人間が仕掛けた弩だと思って毎日毎日悪戯をしたのを大そう怒って蓬の小弩で私を殺そうとしたのだが,私もただの身分の軽い神でもないのに,つまらない死方,悪い死方をしたら,私の親類のもの共も,困り惑うであろう事を不憫に思って下されておかげで,私が逃げてものでありました. PR |
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