青空文庫を400字程度に要約
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悪戯をしかけようと思って敷居の上に坐って,「トーロロ ハンロク ハンロク!」と鳴いた,ところが,若者は刀持つ手を上げ私を見ると,ニッコリ笑って,「それはお前の謡かえ? お前の喜びの歌かえ?
もっと聞きたいね.」というので私はよろこんで「トーロロ ハンロク ハンロク!」と鳴くと,彼の若者のいう事には,「それはお前のユーカラかえ? サケハウかえ? もっと近くで聞きたいね.」私はそれをきいて嬉しく思い下座の方の炉縁の上へピョンと飛んで「トーロロ ハンロク ハンロク!」と鳴くと彼の若者のいうことには,「それはお前のユーカラかえ? サケハウかえ? もっと近くで聞きたいね.」それを聞くと私は,本当に嬉しくなって,上座の方の炉縁の隅のところへピョンと飛んで「トーロロ ハンロク ハンロク!」と鳴いたら突然!彼の若者がパッと起ち上ったかと思うと,大きな薪の燃えさしを取り上げて私の上へ投げつけた音は体の前がふさがったように思われて,それっきりどうなったかわからなくなってしまった. 人間たちに悪戯をするのではないよ. PR |
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