青空文庫を400字程度に要約
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日に流れをさかのぼって遊びに出かけたら,悪魔の子に出会った.
衣を着けて胡桃(くるみ)の小弓に胡桃の小矢を持っていて私を見ると,ニコニコしていうことには,胡桃の小弓に胡桃の小矢を番(つが)水源の方へ矢を射放すと,水源から胡桃の水,濁った水が流れ出し,鮭どもが上って来ると胡桃の水が厭なので泣きながら引き返して流れて行く. 悪魔の子は,癇癪(かんしゃく)を顔に表して,「本当にお前そんな事をするなら,鹿の根を 絶やして見せよう.」と云って,胡桃の小弓に胡桃の小矢を番え大空を射ると,木原から胡桃の風,つむじ風が吹いて来て木原から,牡鹿の群は群は風に天空へきれいにならんで上って行く. 悪魔の子は癇癪を顔に現し,「生意気な,本当に お前そんな事をするなら,力競べをやろう.」と云いながら上衣を脱いだ. 私は流れに沿って帰って来ると,川の中では鮭どもが笑う声遊ぶ声がかまびすしくのぼって来るのがパチャパチャきこえる. PR |
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