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青空文庫を400字程度に要約
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詩人ともなれば、いつどんな注文があるか、わからないから、常に準備を置くのである。
秋になると、蜻蛉(とんぼ)も、ひ弱く、肉体は死んで、精神だけが飛んでいる様子を指して言っている言葉らしい。
蜻蛉のからだが、秋の日ざしに、透きとおって見える。
秋ハ、燈籠。

秋の朝顔も、コスモスと同じくらいに私を瞬時窒息させます。
夏の中に、秋がこっそり隠れて、もはや来ているのであるが、人は、炎熱にだまされて、それを見破ることが出来ぬ。
秋は、ずるい悪魔だ。
炯眼(けいがん)の詩人になると、それを見破ることができる。秋が夏と一緒に忍び込んで来ているのに。秋は、根強い曲者(くせもの)である。
秋の海水浴場に行ってみたことがありますか。
秋ニナルト、肌ガカワイテ、ナツカシイワネ。
飛行機ハ、秋ガ一バンイイノデスヨ。
秋に関係ない、そんな言葉まで、書かれてあるが、或いはこれも、「季節の思想」といったようなわけのものかも知れない。
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