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青空文庫を400字程度に要約
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早く芽が出て、赤と花が咲けばいいと、毎日水をやっておりましたが、芽が出ません。日、学校から帰ってすぐにお庭に来てみると、大変です。
お父様がお庭中をすっかり掘り返して、畠においでになります。
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トリキナ病の血清注射の研究に使われる鼠や鶏の肝臓で何カ月も飼養されてるイモリがガサガサと音を立ててる間を抜けて彼らは机の前へ行った。机の上にはアルコホル漬けにした蜘蛛(くも)の壜(びん)がいくつも並んでおり、その前の硝子器の中にも伏せられている。単眼の七つが、押し潰されて、そこに黒ずんだ粘液が盛り上っているのだ。
――われ爾(なんじ)が冷(ひやや)かにもあらず熱くもあらざることを爾のわざによりて知れりわれ爾が冷かなるかあるいはからんことを願う――弟はゆうべ床で読んだ聖書の句を繰り返えしながら寝着(ねまき)のままで裏へ出た。雑草が重味で頭を下げ霧に包まれた太陽の仄白(ほのじろ)い光りの下に胡麻(ごま)の花が開いていた。跫音(あしおと)を聞くと兄は振返えって微笑んだ。
住居(すまい)から五町ほどいった浜辺に酒倉がある。そして真白なその肌は、そこに働いている男たちの評判になった。
学校でやった縫物を持ってきたり、リーダを抱えて兄の部屋へはいってゆくことがたびたびあった。夏の夕方、三人は海へ出た。
蜻蛉(とんぼ)釣りに蜻蛉の行衛(ゆくえ)をもとめたり、紙鳶(たこ)上げに紙鳶のありかを探したりする煩(わずらわそれが黒眼鏡を掛けだしてから、いっそう静な清浄な感じのする子供になった。弟は勝気な健康な子供であった。


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