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青空文庫を400字程度に要約
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早く芽が出て、赤と花が咲けばいいと、毎日水をやっておりましたが、芽が出ません。日、学校から帰ってすぐにお庭に来てみると、大変です。
お父様がお庭中をすっかり掘り返して、畠においでになります。


そうしてその晩蒲団(ふとん)の中で、「支那水仙は要らない。あの水仙が可愛いそうだ。もう水をやる事が出来ないのか」と泣いて寝ました。あくる日、学校から帰る時にうた子さんは、「もううちへ帰っても、水仙に水をやる事が出来ないからつまらないなあ」とシクシク泣きながら帰って来ますと、途中で二人の綺麗なお嬢さんが出て来て、なれなれしくそばへ寄って、「あなた、なぜ泣いていらっしゃるの」 とたずねました。
日が暮れると、二人は揃って、「さようなら」 と帰って行きました。
二人は極(きま)りわるうちに、姿は消えてしまいました。
枯れてしまっている中に、水仙が一本青々と延びていて、青と赤と花が美しく咲き並んでおりました。

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