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青空文庫を400字程度に要約
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私の心はいま訪問者によって傷つけられて、淋しい。その人は心のある深い煩悶(はんもん不幸に打たれて、しかも心――できるかぎり何ものとも和らぎたいと願う心、むしろ一種の喪(も)の感じに近い心で書いている。

イズムのことなど論じ合えば、相手が反撥し、その心が閉じるからである。われわれが「地を嗣ぐことを得」るために心である。一方が忍耐するときには、その心は深く傷つく。心を守ってやることは、けっして「おざなり」ではない。私には感じやすい、きわめて傷つきやすい、純潔な心を持ってる友人がある。他人の心を受け取る用意のできて対談者に出逢わない。心が濡れないか。願いと不幸とを知れる心は涙をもって濡れている。心と心とが出遇うときに初めて本当に人と人との接触から生まれる幸福がある。
悪でないと説明されても深い、純な心は静まらないだろう。
心のやさしい人々なのに。
書き方をしたような気がして、何だか心が静かでない。

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