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青空文庫を400字程度に要約
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彼の心には得意と、希望とが混じりながら存在していた。彼は暗かった青年時代を回想すると、謙遜な心で幸運を享受することができた。
彼の心には、憂慮も存在してかった。雄吉は、身体にも心にも、戦闘準備を整えて、青木の近よるのを待った。
雄吉の心持にも劣らないほどの大きな激動が、青木の心のうちにも、存在しないはずはなかった。

雄吉は、硬ばったような声を出した。
過去における苦痛と不快との記憶は、彼の心に蘇(よみがえ)って、彼の幸福な心持を掻きみだしていった。
雄吉は組合せが変なので、最初から好奇心を持っていた。
心の奥まで、突き通さねば止まない目付であった。心が、瞳から、はみ出しているような目付であった。
が、雄吉は思った。
が、そうした好意は、雄吉の心のうちに現れた体裁のよい感情であった。
彼の心は大いなる脅威から逃れていたとはいえ、まだ青木という不思議な人格の前において、ある種々の不安と軽い恐怖とを、にはおられなかった。

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