忍者ブログ
青空文庫を400字程度に要約
[92] [91] [90] [89] [88] [87] [86] [85] [84] [83] [82]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

「青木君! どこへ」と、雄吉は思わず声をかけた。
雄吉にとっては、意外なことであった。
雄吉が、青木の依頼を諾々(いいだくだく)としてきいたのはである。
雄吉にとっては忘れられない四月の十一日の晩であった。
「はあ」と答えると、雄吉は気軽に立ち上った。
雄吉の心に青木に関した光景が浮んできた。

雄吉が、心のうちで青木の悪癖を確かめているのを、近藤氏は、雄吉が心に責められているのだと思ったらしく、「ああもういい。あちらへ行って休み給え。君は見たところ、立派な体格を持っているのだから、心を入れかえて奮闘さえすれば、一人前の人間に成れぬことはない。さあ、もうあちらへ行き給え」と、いった。
雄吉は芝居をしているような心持であった。雄吉は水を浴びたようにひやりとした。
雄吉は空頼みにも耽っていた。
「本当だとも、今から主人の前へ出れば分かることだ」と、雄吉は厳然としていった。
教室へ出ている時にも、なるべく雄吉と話をすることを避けた。雄吉が、それを怨み憤ったのは、であった。
雄吉は堪らなくなって、手紙を出した。

PR

コメント


コメントフォーム
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード
  Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字


トラックバック
この記事にトラックバックする:


ホームページ制作 ソフトウェア開発 忍者ブログ [PR]
ブログ内検索
カレンダー
02 2019/03 04
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31