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青空文庫を400字程度に要約
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住居(すまい)から五町ほどいった浜辺に酒倉がある。そして真白なその肌は、そこに働いている男たちの評判になった。
学校でやった縫物を持ってきたり、リーダを抱えて兄の部屋へはいってゆくことがたびたびあった。夏の夕方、三人は海へ出た。
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蜻蛉(とんぼ)釣りに蜻蛉の行衛(ゆくえ)をもとめたり、紙鳶(たこ)上げに紙鳶のありかを探したりする煩(わずらわそれが黒眼鏡を掛けだしてから、いっそう静な清浄な感じのする子供になった。弟は勝気な健康な子供であった。
杉兄弟は歌津子とほとんど同じ一つの揺籃の中で育った。手で真紅(まっか)な帽子を被(かぶ)せられて、誇らしさとよろこびに夢中になったこともある。風車を廻すように、日なたできりきりと振り廻したこともある。日、彼らの明るい淀(よど)ない夢の世界に、決定的な出来事が起ったのであった。
雄吉の心のうちに、ように食いついて青木に対する悪感を、青木は知らないのかも知れないと、雄吉は思った。
雄吉には、青木のそうした無変化さが、物足りなかった。
雄吉は、話題を見つけようと思った。
「青木君! どこへ」と、雄吉は思わず声をかけた。
雄吉にとっては、意外なことであった。
雄吉が、青木の依頼を諾々(いいだくだく)としてきいたのはである。
雄吉にとっては忘れられない四月の十一日の晩であった。
「はあ」と答えると、雄吉は気軽に立ち上った。
雄吉の心に青木に関した光景が浮んできた。


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